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80歳を越えてなお、こんな見事な演奏をするチェリストが存在する!
フィンケ氏の演奏を初めて聴いたのは、彼が群響に招かれた時(豊田さんが群響の音楽監督に就く1年前の1981年だったと記憶している)のことであった。フィンケ氏の弟子に当時、群響のソロ・チェリストとして活躍していた瀬越 憲さんが在籍しており、その関係からフィンケ氏がソリストとして群響に招かれ、確かハイドンのニ長調の協奏曲を奏かれた。その時、彼の気品ある格調高い演奏に私は心を動かされたのを憶えている。
フィンケ氏の中ではチェロは身体の一部になって、自由自在と僕には映った。80歳を越えて、こんな見事な演奏をするチェリストは、日本の青木十良さんとドイツのフィンケさん位のものだろう。人間は素晴らしい──それを実証してくれる人に、私たちは勇気をもらっている。
[井阪 紘/プロデューサー]
今年(2007年)86歳になる往年のチェリスト、エーバーハルト・フィンケ。あの世界的に有名なベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で長年首席を務め、在籍の間は、指揮者フルトヴェングラーやカラヤンを始め、数多くの素晴らしい演奏家達と共に、その恵まれた環境の中で数多くの演奏を聴かせてくれました。そのフィンケによる、ソロ・アルバム。86歳だからこそ奏でることのできる、温かみ溢れる、豊かなチェロの音色は私たちに安らぎと元気を与えてくれます。
●JVC K2レーザー・カッティングによる高音質
[エーバーハルト・フィンケ&岡田知子のCD]
●CMCD-28182 ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ集 II
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